小説以外で久しぶりにワクワクする本を読んだので紹介したい。
2020年10月が発売日なので最近の本です。新型コロナがどうこうって内容ではないけど少し触れているのでタイムリーな感じが出てる。
本屋で発見していつも通りなんとなく買ってみたけど、読み始めてから最後まで止まらなかった!
「知覚力を磨く――絵画を観察するように世界を見る技法」
そもそも知覚力ってなに?
「知覚」だけで考えると難しくはないんだけどそれの”力”ってどう言うこと?
と思いながら本を開いた。
全体を通して、絵画を使って知覚力を確かめるような仕掛けが用意されているのだけど、
僕は最初数ページのお試し時点でこの本に引き込まれていった!
この本で使われる「知覚力」は、普段の生活の中で何かを見つけたり考えたりして、次に決定していくけども何事もその前段階の知覚する力が弱かったら何をしてもおじゃんですよって感じ。
それでこの本は「知覚すること」について詳しく書いてくれている。
新しい自分の発見
本のサブタイトルに「絵画を観察するように世界を見る技法」とあるように、実際の有名な絵画(知らないものがほとんどだったけど)を使ってトレーニングするように進んでいく。
僕はこれまでの人生で絵画(芸術)に縁がなく、過去に遠足や誰かに誘われて美術館に訪れた時も
「綺麗だなー上手い絵だなー」とか「これぐらいだったら俺でも描けんじゃね?」とか思ってた。
しかし、この本を読み終わった今では本当に美術館に訪れて
絵画を観たい!と今まで無かった感情に芽生えているぐらい。
無理矢理仕事に繋げる必要もないけど、
働く上でも大切なことが書いてあるように思えるところもいっぱいあった。
これからの時代に必要な人材
最後の方にこれからの時代に必要になってくる能力、人材のことが書かれているんだけどこれには少しがっくし。
この本が悪いってことではなく、
IT営業をしていてITの世界から抜け出したいと思いながら生きている自分にとって
「まぁやっぱりそうですよね・・・」となるようなことが書かれている。
そしてもちろん知覚力が優れている人が今後求められるのはこの本を読めば疑う余地もありません!
いやーまさか絵画を楽しめる日が来るなんで思っても無かったので大感謝でございます!