スペイン巡礼1日目【Pamplona〜Puente La Reina】

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スペイン巡礼
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スペインのお姉ちゃんの家で1週間ほどのんびりさせてもらって、バスでパンプローナに移動して

いよいよ巡礼の旅のスタート。

巡礼の旅に出るきっかけは↓をご覧ください。

バレンシアのバスターミナルからバスで5、6時間ほどかかったかな、

スペインの大きい道路をずーっと走って代わり映えしない景色を楽しみながら、

お姉ちゃんのお母さんが作ってくれたサンドイッチを食べた(パンにトマトの果汁を染み込ませて、生ハムと絞り終えたトマトが入っているだけなのにこれがまたたまらなく美味かった)。

景色はこんな感じ。

本当にずっとぼぉーっとしてたのでこの1枚しかない。

でパンプローナに到着。

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巡礼の準備とパンプローナを軽く観光

パンプローナはあの牛追い祭りが開催される街で、結構大きかった。

有名な外国の文豪ヘミングウェイが愛した土地でもあるそうな。

とりあえず予約していたゲストハウスにチェックイン。

ゲストハウスの名前は「HOSTEL HEMINGWAY」。

レセプションでクレデンシャルを1ユーロで購入。

このクレデンシャルは、巡礼手帳のようなものでこれから滞在するホテルや、教会でスタンプを押してもらい、自分の巡礼の証になる。

開いたらスタンプラリーの様になっていて、1つ目のポイントなのでスタンプが1つ。

これからたくさん押してもらい、最終的には2枚目をもらうことになる。

ちなみに初日で観光も兼ねているので、ゲストハウスと書いたけど

巡礼中に泊まる宿はアルベルゲ(Albergue)と呼ばれ、

巡礼者のために格安で用意してくれている。

時には無償で泊めてくれた教会もあった。

普通のゲストハウスと違うのは、ベッドにはマットレスだけしかない。

布団が基本無かったり、あったとしても別料金のところが多いので

巡礼者は寝袋が必須になる。

写真に戻って白い貝が写っているけど、これも巡礼者の印のホタテ貝。

なぜホタテ貝なのかは、諸説ある。

僕も日本で調べてから行ったけど、道中一緒にご飯を食べた各国の巡礼仲間に

日本で調べても出てこなかった説をいっぱい教えてもらったので

自分の信じたいものを信じればいいや、と言う結論になった。

軽く散策、人が映らないように写真を撮っていたけど、観光客や学生でいっぱいだった。

生ハム屋さんとか日本では見られない規模。

小腹が空いてきたので、バルに入ってタパスをシードル(りんごのお酒)を楽しむ。

何もかも美味しい。

店の人も、客もフレンドリーでカタコトのスペイン語と英語で話す。

2、3件ほどハシゴをしてもう夜ご飯を食べてしまおうと決意。

↑が入ったレストランの料理で、翌日からの旅に備えてステーキを頼んだ。

ワインのセットになっていて、赤か白かロゼを聞かれたので、ロゼを注文。

そうしたらお店のおっちゃんがボトルを1本持ってきて、置いてキッチンに帰ろうとした。

「え!これどうしたらいいの?自分で1杯注ぐの?」

おっちゃんは日本語はもちろん英語もあまり喋れなかったので

とりあえず意思を伝える。

すると丸ごと1本、セットについているそうでびっくり。

確か10ユーロ前後だと思うんだけど、ステーキ、パン、ワイン1本とかなりお得な内容。

スペイン最高やん!!

と初日から絶好調で店を後にした。

巡礼1日目

ゲストハウスは8人くらいのルームシェアで、何人か巡礼者がいた。

翌日5時半くらいに目を覚めたけど僕が一番遅かった。

巡礼者の朝は早い。

まだ空も暗いうちに出発。

道の至る所に、サンティアゴ・デ・コンポステーラまで導いてくれるサインがある。

これを頼りに歩いていく。

ちょこっと後日談

僕はこの巡礼を通して足にマメとか水膨れができたのはゴールのサンティアゴ・デ・コンポステーラに着いた日の1回こっきりで

途中で友達になった巡礼仲間に「お前化け物かよ」と言われた。

何が言いたいかって言うと、写真にある坂道も砂利道も常に楽しみながら歩いていた。

ペルドン峠

話しを1日目に戻して、パンプローナから出発して確か2、3時間は歩いたと思う。

映画「星の旅人たち」で映っていたペルドン峠に到着。

巡礼者を型どった、鉄のモニュメントです。映画で見て絶対自分の目で見てやると思った場所の一つ。

ここで後に親友と言うか、兄貴と言うか、親父と言うかと呼ぶほどの

男と出会う。

彼の名はルイージ。イタリア出身の50歳くらいのおっちゃん。

この時は1人で歩いていて、僕も1人だったのでお互いこの鉄のモニュメントをバックにして

写真の取り合いっこをしていた。

ちなみにルイージが撮ってくれた僕の写真はピンボケしすぎでなんの写真かわからなかった。

巡礼者なんてこの道を歩いていれば、全員が巡礼者なので

挨拶は誰にでもする。

このルイージとはこの巡礼の3分の1くらいは一緒に歩いて夜ご飯も一緒に食べることになるけれど

それはもうちょっと後の話し。

プエンテ・ラ・レイナに到着

途中いくつかの町、村を通り過ぎて1日目の滞在地、プエンテ・ラ・レイナに到着。

写真を見返していると止まった宿の写真が全然ない。

綺麗な芝生の庭があってめちゃくちゃ覚えているけど、

なんせ6時間も歩き続けていたので疲れ果てていた。

こんな時にクレデンシャル。

↓調べたらスペイン語の紹介サイトみたいなのが出てきたので興味がある人は自己責任でどうぞ。

Albergue de los Padres Reparadores | Albergue de Peregrinos en Puente la Reina / Gares | Gronze.com
Información del albergue de peregrinos Albergue de los Padres Reparadores, en Puente la Reina / Gares: Precio, plazas, características, etc...

マメや水膨れはできなくても、痛いのは痛い。ただ着いてから浴びたシャワーは最高だった。

庭の芝生の上で1時間くらい昼寝していたと思う。

ちなみにこの時、12時ぐらい。

9月の最初に歩き始めたのでまだまだ日中は暑い。

お昼を過ぎると暑すぎて歩けないし、何より6時間も歩いたら足がボロボロなので

大体6時に出発、12時前後に到着した町で滞在する、と言うことをした。

↓の旅の相棒によると初日は23.8km歩いた。

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ちょうどフランス人の僕くらいの歳の女の子がいたので一緒にお昼を食べに出た。

なぜ巡礼をしようと思ったのか、とか普段は何をしているか、など雑談をして宿に戻った。

僕はそれから町を散策。

大きくもなく小さくもなく、ちょうどいい広さ。

30分もあれば町を一周できてしまう。

どこを歩いても可愛い街並み。

しばらくして宿に戻った。

4時ごろには宿も人でいっぱいになってきて、各々明日の準備や音楽を聞いたり、お酒を飲んだりしている。

この日はハンガリー人のクールなお兄ちゃんと出会い、

その他国際色豊かなメンバーでご飯を一緒に作って食べた。

ハンガリー、イタリア、デンマーク、フランス、日本のメンバーでご飯

初日からたくさんの出会いに恵まれて、就寝。

これで1日目終了。

寝床は1部屋にベッドが16ほどあり、この写真のメンバーがいた。

男性陣は、寝る時は上半身裸だったのでなぜかそれがめちゃくちゃかっこいいと思い僕も真似をして寝た。

翌日無事風邪を引いた。